中小消費者金融を頭に浮かべると闇金に近いイメージを持ってしまう。
大手消費者金融業者は、テレビや雑誌での広告・CMでクリーンなイメージを持つ芸能人などを利用し、安心感や透明感を出すよう努力しています。
その反面テレビ広告などに事業資金を割り振れない中小の消費者金融はたくさん存在します。
全国展開をおこなっていない中小消費者金融業者も多く存在し、地域密着型の消費者金融が多いでしょう。
中小消費者金融のイメージ
中小消費者金融業者は闇金と同じようなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
ダブルのスーツにパンチパーマ・スモークの入った眼鏡・サングラスなど、古臭いイメージではありますがいまだにこのようなイメージを持っている人が多いです。
取り立てにや利息についても闇金と中小消費者金融を同一に考えている人が多く、怖い人家に取り立てに来る。払いきれない利息を吹っ掛けられるというイメージでしょう。
中小消費者金融の実態
中小消費者金融は正規貸金業者ですから、利用者も中小消費者金融業者も貸金業法の規則・法令の範囲で利用・運営しなければなりません。
改正後の貸金業法では、取り立てについても細かな規則があります。
取り立てに関する法律
- 午後9時~午前8時の間に取り立て行為をしてはいけない
連絡が取れなくなってしまったなど、例外があります。 - 勤務先など自宅以外の場所に取り立て行為をしてはいけない
連絡が取れなくなってしまったなど、例外があります。 - 債務整理をおこなったと通知を受けたのにも関わらず取り立て行為をしてはいけない
- 自社以外の消費者金融にて返済金を調達させること
- 他人に返済を肩代わりさせる・融資している旨を伝えること
などなど貸金業法では取り立て行為についても細かな規則が存在します。
中小消費者金融はもちろん大手消費者金融も、貸金業者は必ずこの法律を守らなければなりません。
貸金業法の中で運営していますから、中小消費者金融も大手消費者金融も変わらないのです。
なぜ中小消費者金融は審査が甘いと言われるのか?
消費者金融の審査については法律は存在しません。
大手消費者金融業者は1日の申し込みが多く、すべての人の人間性まで見ることは出来ませんから機械的に信用情報のみを見ることで審査可否を決めています。
大手消費者金融業者と違い中小消費者金融は申し込み人数も少ないですから、信用情報だけではなく申し込み希望者の人柄なども見ることができます。
ブラックで融資を希望する人には、何かしらのトラブルが原因でお金が必要となってしまう場合があり、本当に短期的に必要になってしまう場合もあります。
中小消費者金融業者は利用者が少ない分見極めて融資することができ、将来的に大きな顧客となりうる人を見抜くすべも身に着けていますから、多少なりとも信用情報が悪くても、総量規制の法律さえ守っていれば融資をおこなう場合があるのです。
しかしながら、かならずしもいい人であれば融資してくれるわけではありません。
どういった部分に審査が甘いのかを口コミで調べてから、申込をおこなうのが一番でしょう。